
山間のチャビングフィールド
オイカワやカワムツを小さなルアーなどで釣る「チャビング」が各地で盛んですが、入間川も例外ではありません。今回は、小魚釣りに最適な管内河川を紹介します。それは入間川支流中藤(なかとう)川です。

中藤川は、小岩井取水場左岸から流入する流程6・2キロメートルの小河川。標高の低い山裾を縫う流れにはカワムツやオイカワが泳ぎ、上流域には釣りの対象にはなりませんが、天然ヤマメが細々と生息しています。川沿いに並走する県道を遡ると、竹林に囲まれ、精進料理で有名な寺院「竹寺」があります。

最初のキャストでヒット!カワムツは支流が狙い目?
小さな毛バリを水面に落としてみます。すると、1投目でヒット!10センチほどのカワムツです。カワムツは流速が遅く、水深のあるところを好みます。しかし、中藤川は高低差のない平川。軽く波立つ瀬からも、カワムツは顔を出しました。プールでは毛バリをキャストすると、わっと寄ってきて、沈下中の毛バリの争奪戦です。


中藤川の遊漁券は、「特乙種」(雑魚リール釣り。ルアー、フライ含む)700円。餌釣りやテンカラ釣りの場合は「乙種」(雑魚釣り。ワカサギ除く)400円です。上流の山中沢とその支流の桜久保入りは全川禁漁、中沢は禁漁区が設定してありますので、ご注意ください。