
確かに雑魚ですが、「偉大なる雑魚」です!
琵琶湖産アユの放流とともに関東でも見られるようになった国内外来種のカワムツ。河川の上流域まで分布を広げていますが、フライ、ルアーの格好の愛すべき相手なのです。
スマートなオイカワに対して、こちらは泥臭い「キモカワ」(?)。オイカワはツンとした気取り屋さん、カワムツは好奇心旺盛な関西のオッチャン、オバチャンのようなノリの愉快な魚。ルアーや毛バリへの出方は半端なく快活です!

ですが、時に気難しい面もあるんです。当組合理事で釣り人の皆さんにはお馴染みの齋藤竜也さんがカワムツルアーフィッシングのキモについて、自身のインスタに記しています(以下、許可を得て転載)。
今も昔もカワムツの習性は変わらず、好奇心だけですっ飛んできます。そんな魚を釣るのに、一番大切なのはキャスト能力と着水から巻き出しのスムーズさ。
というのも、この釣り、「落ちパク」の頻度が凄まじいです。着水したら魚が掛かってるってことが多々。
そして、良い場所にキャストできればそこに居る一番サイズのデカいやつから食ってきます。が、2投目以降は驚くほどアタックが無くなり、3投目は正直投げる意味無くね?くらいに(飽きるの早っ)。
スレたからカラーチェンジとかルアーチェンジとかってお話ではありません(全く興味なし!って感じ)。なので、毎回キャストミスしてると良い釣りはできません(^_^)
そのために必要なのは、キャスタビリティの良いロッドと素直に飛ぶルアーだと思います。1グラム前後のルアーをしっかりとキャストできるショートロッドは必須です。
そしてルアーですが、テレ玉の「釣りまか」撮影から頻繁に使っているのは「豆ミノスタビ」。これはカワムツを釣るための最強のルアーだと思います。入間川で使うのは0・8グラム~1・6グラムぐらいがメインです。ラインはできる限り細いPEと2~3ポンドのフロロリーダー。

カワムツは、まさにゲームフィッシングのために生まれてきたような魚なんです。入間川や成木川に生息していますので、川遊び感覚でぜひ一度、チャレンジしてみてください。たかが雑魚とあなどるなかれ。オモロイですよ。