
入間川支流有間川の県営有間ダムの緊急放水、27日夕の雷雨により、飯能地区の入間川の水位が、ほぼ渇水前の状態に回復しました。プールなどのとろ場では、活性が高まった小魚などが水面に波紋を作っています。

28日午後12時28分現在、有間ダムには毎秒0・33立方メートル流入し、有間川を通じて入間川へ毎秒0・21立方メートル放流しています。
有間ダムについては、7月~9月の夏季は台風などによる洪水に備え、貯水量を満水時の725万立方メートルから285万立方メートルに落とし、ダム湖の空き容量を確保する夏季制限水位に入っています。流入量に応じて放流量が決まるため、ダム下流域の流れの維持には定期的な降雨が欠かせません。

千歳橋下の入間川も息を吹き返しました。数日前までは落ち込みにのみ水が溜まり、魚の行き来は遮断されたような状態でした。