入間川のアユ、ヤマメ、オイカワ釣りと増殖事業。入間漁業協同組合(埼玉県飯能市)

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住宅地の調整池で外来魚駆除。最大50センチ超のオオクチも

ゴムボートに乗り込み、駆除作業する漁協関係者

10月2、3日の両日、当組合は飯能市美杉台地区にある人工の池「美杉台調整池」でオオクチバスなど合計約180匹の外来魚を駆除しました。同施設を管理する飯能市からの委託事業で、当日は埼玉県漁連の鈴木邦雄参事のほか、飯能市議会の武田一宏・関田直子両市議も現地視察に訪れました。

調整池は施設の性格上立ち入り禁止ですが、釣り人の侵入が絶えません

作業を実施した調整池は地区の宅地開発に伴い設置された施設で、一帯に降った雨を一時的に貯留し、少しずつ河川へ放流するという河川の洪水を防止する役割があります。同調整池の放流先は成木川です。

しかし、いつのころからか、オオクチバスブルーギルといった外来魚が繁殖し始め、伴って立ち入り禁止にも関わらず釣り人が頻繁に侵入するように。

このため、市が外来魚被害及び釣り人侵入防止を目的にして、数年前からこの駆除事業を継続実施しています。釣り人の周辺道路への違法駐車も発生しているとのことです。

駆除したオオクチバス(左2列)とブルーギル(右4列)の一部

駆除方法は、ゴムボートに作業員が乗り込んで池に複数枚の刺し網を張り、一定時間が経過した後、再びボートで網を見回り、掛かっていたらその場で回収するというやり方。

両日とも市担当課職員が作業を見守り、2日間で駆除した数は10センチから50センチ超のオオクチバス73匹、10センチから20センチ以下のブルーギル105匹、合計で178匹でした。

作業を視察する武田飯能市議(左)。右は古島組合長