
当組合管内の成木川は、オイカワやカワムツ釣りに最適な小河川です。特に、入間川合流点から上流、清川橋付近までの間は流速も穏やかな浅瀬中心の川相。危険箇所も少なく(落合堰下の渕は水深があり、流れも複雑なので注意)、周囲の景観を楽しみながらのんびりと糸を垂れるのにうってつけです。

成木川での魚釣りは、入間川合流点から東京都青梅市富岡地区(奥多摩漁協と同組合の共同漁場)までの直線で約3・8キロメートル間のどこででもできますが、特に今回おすすめするのは、合流点近くの下流部です。
合流点上流左岸側に処理水を放流する浄化センターが立地していますが、放流口前後は水温が高いこともあってか魚影が濃く、条件が良ければ冬場でもオイカワが毛バリを追います。ある年のお正月(!)、オイカワのライズリングがあちこちにできているのを散歩中に目撃したこともあります。

合流点から釣りを開始し、清川橋下の落合堰までは1時間もかからず到達してしまうショートコース。しかし、急がず、対岸際や瀬尻、瀬脇、流心、人工の障害物周りなど1匹との出会いを大事に釣り上がれば3時間は楽しめます。穏やかな日なら、途中、河原でお茶タイムもいいですね。
釣り場へは合流点、または浄化センター放流口すぐ上流の川に続く細道(片側が放流口なので足元に注意)から。落合堰下流右岸側から合流点方向に向かう道(生活道路なので静かに)に出られますが、下流に釣り人がいなければ、そのまま釣り下ってもOK。左岸側は雑草が繁茂した足場が悪い高い護岸となっているため(写真参考)、登るのは大変危険ですので、絶対やめましょう。