
飯能市内では10月に入って、既に4件のクマ目撃情報が市民などから担当部署に寄せられていますが、7日はアユルアーマニアたちの人気のエリア、千歳橋上流の橋「弁天橋」付近で2頭の目撃情報がありました。
弁天橋は、千歳橋から直線で650メートル上流の小岩井地区に架かる赤色をした吊り橋。渕、落ち込み、瀬が交互に続く同橋付近はシーズンにはアユ釣り(アユルアー含む)やチャビングなどが楽しめます。周囲は森林におおわれ、緑は豊かです。

市によると、7日のクマ目撃情報は、午後11時頃、弁天橋付近を名栗地区方向に向かって車を走らせていたところ、大小2頭が山側から橋の方角へと歩いていったというもの。

飯能市内については、クマの目撃情報(一部にニホンカモシカとの見間違いと思われるケースも)が相次いでいて、10月は3日に小瀬戸地内、4日に美杉台三丁目、6日に美杉台一丁目、そして7日の弁天橋付近と既に4件です。
全国各地でクマに襲われる被害が発生していますが、飯能市内については目撃情報はあるものの、幸いにも人への被害はありません。
入間川は上流名栗地区から飯能地区まで特に河畔林が豊かです(成木川も同様)。野生動物は川沿いのこうした茂みなどに身を隠しながら移動するとも言われていますので、渓流釣り、アユ釣りはシーズンオフですが、チャビングなどで川に入る釣り人の皆さんは単独行動は避け、鈴やクマスプレーの携帯など万全な対策をした上で、周囲に注意しながら魚釣りを楽しんでください。