入間川のアユ、ヤマメ、オイカワ釣りと増殖事業。入間漁業協同組合(埼玉県飯能市)

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入間川、成木川でカワウ捕獲事業展開。名栗から狭山支部まで

置き針ワナが仕掛けられた河川には、このような案内看板が設置されています

ウグイやアユなどを盛んに食害し、内水面漁業に甚大な被害をおよぼす水鳥「カワウ」。全国の漁協はカワウ対策に頭を悩ませていますが、当組合は埼玉県と連携し、現在、飯能市から狭山市までの入間川と支流成木川の一部で、カワウ駆除事業を実施しています。

カワウは羽根を広げると、80センチにもなる黒色の大きな水鳥。コロニーやねぐらから飛来し、資源のアユ、ウグイ、オイカワ、フナ、ニジマスなどを高い潜水能力を武器に捕食します。その餌料は1羽で1日あたり500グラムが必要といわれています。

ワナの設置準備。冬季の作業は水温が低く、重労働です

ワナによるカワウ捕獲は県の許可が必要で、当組合は令和7年4月1日から8年3月末日までの期間で県知事より許可を得ています。許可番号は「みどり第77-1号」です。

捕獲方法は、体長22センチほどの生きたニジマスの背中に糸のついた針をセットし、カワウが潜水しそうな水深のある流れに投入するやり方。糸の先にはニジマスを飲み込んだカワウが飛び立たないようオモリの入ったビニール袋が結ばれています。

置き針ワナ。カワウを誘き寄せるニジマスと重石の入ったビニール袋(右)

仕掛けは事前に作り、河原でニジマスにセットします。河川への設置が終わると、以降、朝夕の2回程度、担当者が現場を巡回し、ワナに掛かっていれば回収します。回収したカワウについては研究用として埼玉県水産研究所へ送ります。

ワナは、カワウが潜水しそうな水深のある場所に投入します

当組合では入間川の上流から順に、名栗、原市場、飯能、西武、武蔵、狭山の6支部が活動していますが、カワウ捕獲事業は全支部による取り組みです。このうち、組合事務所の所在地である飯能支部については飯能大橋~阿須運動公園上流阿岩橋付近の入間川と、清川橋前後の成木川に合計12~13か所ワナを仕掛けました。

置き針ワナ設置作業を担当した飯能支部の皆さんと、ニジマスを手配した名栗支部の町田副組合長(左3人目)。右2人目は平沼副組合長